eVTOLが型式証明の申請、報道より


引用元:ロイター(一部のみ引用、省略部分があります)
【ジョビー、国交省へ型式証明を申請 トヨタ出資の「空飛ぶ車」】
https://jp.reuters.com/article/idJPL4N31J1U0
トヨタ自動車が出資し、「空飛ぶ車」と呼ばれる電動式の垂直離着陸機を開発する米新興企業ジョビー・アビエーション(カリフォルニア州)は18日、国土交通省に型式証明の取得を申請したと発表した。
ジョビーが開発しているのは、ヘリコプターやドローン、小型飛行機の要素を併せ持つ電動の機体「eVTOL(=イーブイトール)」。5人乗りで、最高速度が時速約320キロメートル、連続飛行が可能な距離は約240キロメートル。自動車で1時間ほどかかる大阪駅(大阪市)から関西国際空港(大阪府泉佐野市)までの所要時間を15分以内に短縮できるという。
海外製の空飛ぶ車が日本で型式証明を申請したのは初めて。2021年にスカイドライブ(愛知県豊田市)が申請したが、まだ型式証明を取得できていない。
引用元:NHK(一部のみ引用、省略部分があります)
【”空飛ぶクルマ” 米企業が日本での運航目指し型式証明を申請】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221018/k10013862931000.html
ドローンの技術を応用し、人や物を乗せて電動で飛行する「空飛ぶクルマ」は、次世代の移動手段として開発が進んでいて、国内では2025年の大阪・関西万博で活用を目指しています。
次世代の移動手段として注目される「空飛ぶクルマ」。アメリカのベンチャー企業が日本での運航を目指し、型式証明を申請しました。
— NHKニュース (@nhk_news) October 18, 2022
海外の企業としては初めてで、国土交通省はアメリカの航空当局と協力して安全性などの審査を進めていくことになりました。https://t.co/mYP5VlXv6j#nhk_video pic.twitter.com/suqHIGsJJ9
「空飛ぶクルマ」という呼び名が大不評
SNS上では、「空飛ぶクルマ」という名称があまり好評ではないようです。
このような言葉が飛び交っています。
やっぱりヘリコプターかオスプレイにしか見えません。クルマではなくて航空機です。
連呼していたのは国土交通省と経済産業省
引用元:(一部のみ引用)
【米国連邦航空局との間で「空飛ぶクルマに関する協力声明」に署名
~空飛ぶクルマに関する情報交換や協力を進めます~】
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku10_hh_000223.html
令和4年10月18日
国土交通省では、空飛ぶクルマに関する制度整備において、米国連邦航空局(FAA)との連携を強化するため、「空飛ぶクルマに関する協力声明」への署名を行いました。
国土交通省では、2025年の大阪・関西万博での空飛ぶクルマの商用運航開始に向けて、機体、運航、操縦士ライセンス、離着陸場等に関する制度整備を進めております。
現在、空飛ぶクルマは、世界的にも開発が進められており、国際的な制度の調和を図ることが重要です。
国土交通省のプレスリリースでは「空飛ぶクルマ」が連呼されていました。メディアがインパクト狙いで新語を作ったというわけではありませんでした。
なお、「空の移動革命に向けた官民協議会」でも「空飛ぶクルマ」は頻繁に使われています。
経済産業省と国土交通省は、呼び名を変更した方が良いかもしれません。
『参考リンクA』:
2021年度 空の移動革命に向けた官民協議会
実務者会合の検討状況について
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/008_01_01.pdf
欧米では「エアタクシー」や「フライングタクシー」と呼ばれているケースが多いようです。これもちょっと微妙だったりします。
2025年の関西万博で、eVTOLの実践運用
上記の『参考リンクA』より画像として引用します。


2025年の4月~10月まで開催される「大阪・関西万博」。
ここでeVTOLの試験的運用が行われるのは間違いありません。
外国人にも大注目で、「Osaka、Expo」などのワードが頻繁に出て来るようです。
eVTOLの複数メーカーが参加する本格的な実践運用は、世界初。
2023~2024年の間に、日本で型式証明を取得する動きが起きるでしょう。
経済産業省と国土交通省、吉村洋文大阪府知事は前向きです。
関連が予想される日本企業は、トヨタ自動車、JAL、丸紅、デンソー、SkyDrive、HONDAなどなど。
果たして大阪・関西万博での運用は成功するのでしょうか?
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