7月11日、家庭連合(旧統一教会)の田中富弘会長が記者会見を行いました。山上徹也容疑者と母親について述べられている部分を、簡潔にまとめてみました。発言はなるべくそのまま書き出して、要点・要旨がわかりやすくするようにしています。
教会について
家庭連合とは?
正式名称は、「宗教法人 世界平和統一家庭連合」。正式な略称は「家庭連合」。以前の略称は「統一教会」。記者会見では、田中富弘会長が家庭連合という略称を使い、記者側は統一教会という略称を頻繁に使っていました。
サンクチュアリ教会とは?
会見での説明を表記しています。
- 家庭連合からの分立ではない。
- 2013年にアメリカで宗教法人として設立、家庭連合とは別宗教。
- 日本支部は、2015年に設立。

山上徹也容疑者について
記者会見での発言をなるべくそのまま書き出すようにして、要点をまとめています。
- 山上徹也容疑者は、当法人の信者ではない、過去の記録も存在していない。
- 容疑者が、恨みや不満を、家庭連合のメンバーに示してきたことはない。
- 容疑者と「サンクチュアリ教会」への関わりは、掌握していない。
- 試し撃ちについては、全く聞いていない。外観や外壁の確認をしたが、痕跡はなかった。
なお、容疑者については、「家庭連合とUPFとの区別がついていないのではないか?」という、田中氏の憶測が述べられました。
母親について
容疑者の母親には、空白期間があるようです。最近では月に1回程度の参加で、直近では2ヶ月前に参加されていたとのこと。
- 母親は当法人の教会員。1ヶ月に1回程度、行事に参加している。
- 母親からの献金の金額について、警察の要請があれば全面的に協力する。
- 母親の破綻について、諸事情は把握していない。破綻されていたことは知っている。
- 高額献金を要求したかどうかは、記録上に残っていない。
- 母親が関わりはじめたのは、1990年代後半。
- 入会は1998年ごろだと思う、正確な情報はない。
- 破綻されたのは、2002年ごろだと思う。
- 献金額について、20年前の記録まで辿ることができないのが現状。
- 会員区分は、「いちどう(?)正会員」。
- しばらく来ていない時期が長く続いた。2~3年前から教会員と連絡を取るようになった。
- この半年間は、1ヶ月に1度、教会の企画に参加している。毎週参加している状況ではない。
- 2009年~2017年ごろまでは、教会員と連絡が取れてない。
- 直近の参加は、2ヶ月前。教会が主催した企画に参加。
- 母親の献金額については公表しない。警察の捜査には協力する。
- 高額献金がもしあったとすれば、1990年代後半あたりではないか?
- 母親が破綻していたという情報は、今回、母親に近い人に聞いて、情報を得た。
- 破綻の原因や家庭事情については、掌握していない。
母親の会員状況は、1998年に入会。2002年に破綻。2009年~2017年までは、空白期間。2~3年前から復帰。直近での参加は2ヶ月前ということになります。
献金(寄付金)について
会見の中で、田中氏も記者側も、教会への寄付金のことを「献金」と言っています。政治献金と混同しやすいので、注意が必要です。
- 献金についてのノルマは、存在しない。
- 2009年に会長が声明文を出し、コンプライアンスが徹底され、献金に対する姿勢が大きく変わった。
- 2009年以降、トラブルはない。
- 教会の行事の多くでは、献金要請されることはない。
- 信者の破綻の情報が吸い上げられて、把握するという体制にはなっていない。申し訳ありません。
- 破綻する家庭があった場合、本部に集計されるわけではない。
- 破綻の事情までは把握しきれないのが現状。
- 破綻している家庭に、さらに献金を求めるという指導はありません。
- 献金の金額によって、どのような救いが得られるという教えはありません。
- 「十一条献金」という指導はある。キリスト教会にはどこにでも。
- 「献金をすると破綻するから止めましょう」と信者に言うことは多い。
記者会見での発言要旨を、正確に書き出すようにしています。正確な情報は今後の警察発表にて出て来る可能性が高いです。警察発表を待ちましょう。
安倍元首相や岸信介元首相、自民党との関係について言及した要旨は、以下の記事になります。ぜひご覧ください。
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