電動キックボードがTwitterで話題になっていました。元々はアメリカやドイツなどで利便性の高い乗り物として利用者が増え、日本にも導入が進んで来ています。
電動キックボードは日本でも大人気!?と思いきや、Twitterでは悪評だらけ。政府は規制緩和で促進させようとしているため、二極化は必至です。
電動キックボードについて、様々な観点から見ていきましょう。
話題となっていたTwitter投稿
クルマの運転者目線から見ると恐怖でしかありません。こんなのには絶対に近づきたくないですね。
コケ方を見ると、段差に弱い、ブレーキ性能が足りていない、ナナメの姿勢に弱い、重心が高くて転びやすい、急に飛び出して来るなど、安定性・安全性は自転車よりも低そうです。低速なのに単独事故とか、笑って済むレベルならいいですけど、重大事故なら一生後悔するものになります。
ネットでは不評・悪評の嵐
ネットでは非常に評判が悪いです。電動キックボードの利用者は気分良く乗っていても、周りからは凍りつくような冷たい視線が突き刺さる・・・なんてことになりそうです。
初心者は数回は必ず転倒する、夏場は虫が目に入ってくる、帽子が飛ぶ、こういうリスクもありますね。
自動車評論家、国沢光宏さんの批判動画
自動車評論家の国沢光宏さんが、YouTube動画のなかで、電動キックボードの危険性を指摘されています。電動キックボードを4年間所有し、その体験談やレビューとなっています。総評と転倒例を簡潔にまとめてみました。
国沢光宏さんによる安全性の評価記事

電動キックボードの安全性について、ものすごく気になります。
国沢光宏さんの電動キックボードに関する過去のコラム記事を参照して、電動キックボードの安全性や基本性能に関する部分だけを、要約してまとめてみました。
<参照記事1>
電動キックボード、ついに歩行者に激突し首の骨を折る事故→ひき逃げ→逮捕。もし子供や年寄りだったら死亡です!
https://clicccar.com/2021/06/05/1088895/
<参照記事2>
いよいよ電動キックボードが日本でも解禁へ! 施行までに抱える問題点を探る
https://bestcarweb.jp/feature/column/418623
要するに、ブレーキ性能=最悪。タイヤのグリップ力=最悪。直進性=最悪。
自転車よりも走行性能がはるかに悪い、ということです。
様々なニュースのカタチ
危険性を指摘する報道
交通ルール無視の危険行為やナンバーなしの違反行為などが増えているために、警察が取り締まりを強化するというニュース。明らかに社会問題化しているので、こういう報道は増えそうです。
シェアリング会社に注目する報道
電動モビリティ社会を目指すシェアリングサービス会社「Luup」による、半分は宣伝のような報道。近未来社会のようで、メディアも注目してしまいますよね。
観光地ではシェアリングが進んでいるという報道
電動キックボード、路線バスに持ち込みOK 全国初!石垣島で始まる新たな旅の形
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1516742.html
観光地では、観光客の利便性向上のために積極的に導入したいという意気込みがうかがえます。レンタルサービス会社とバス会社が連携して、バス+電動キックボードでのラクラク移動は、観光客にとっても魅力がありそうです。
提携先が増えているという報道
ファミマ、電動キックボードの店舗設置を本格化 シェアリングサービスのLuupと資本業務提携
https://news.yahoo.co.jp/articles/2458745ba8a163bc2e0d4de83170120897a1e675
コンビニのファミリーマートが資本提携をして、電動キックボードのレンタル用のポートを増やしていくという報道。たしかに新しいコンビニ戦略としては有りなのかもしれません。便利さを追求するのがコンビニなので。
電動車いす開発の報道
「電動キックボード」×「車いす」楽々運転の電動車いす開発 山梨
https://news.yahoo.co.jp/articles/05e976171eebfd55ba73f1fbabbeb699440fd2b3
障害者用の車いすとして、これは電動キックボードに車いすをくっつけたタイプを開発されています。障害者やシニア向けの電動モビリティは、どんどん進化していって欲しいですね。
高齢者向けの近距離モビリティとしての発展も、期待したいところです。
今現在、購入した電動キックボードで公道を走るには?
4月19日に改正道路交通法が可決されましたが、まだ施行されていません。今現在、購入した電動キックボードで公道を走るには何が必要でしょうか?
現行法では、原付と同じ扱い・ルールです。
◆原付免許
◆ナンバープレート
◆ヘルメットの着用
◆自賠責保険の契約
◆ブレーキ、ヘッドライト、バックミラーが道路運送車両法に適合すること
◆車道を通行すること(歩道は禁止!
■ウインカーなしの場合、右折左折時には手による合図が必要
LUUPなどのシェアリングサービス会社によるレンタルの場合は、特例措置での実証実験中のため、ヘルメット着用は任意とされています。
一般的にノーヘルでOKだという誤解が広まりやすいので、注意が必要です。
政府による規制緩和

政府は規制緩和をして、電動キックボードを広めようとしています。関連企業などもかなり乗り気で、推進したいという思いが強い。電動キックボードのメーカーは乱立していて、中国メーカーなどが多い。もしかしたら利権構造があるのかもしれません。
報道で有名になっているのは2点。「16歳以上は免許不要」「ヘルメット着用は任意」。政府の狙いとしては、新しい産業を育成したい、高齢者の免許返納後の移動手段として推奨したい、学生の通学用として新しい選択肢にしたい、これらがあるようです。
クルマのドライバーから見れば、事故の危険性が増えて、しかも責任の割合はクルマの方が大きいままなので、リスクが増大。危険性を減らしてくれという声が確実に増えるでしょう。二極化して対立するという可能性が大きいです。
電動キックボードの種類によって、車両を区分する。これらの作業がまだ追いついていないので、新法の施行はまだ先になります。車両を区分しないと警察の取り締まりもスムーズに出来ないので、まだ時間がかかるでしょう。

クルマの事故ってかっこ悪くて恥ずかしいよね~ (←おまえや
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