電動キックボードは便利で大人気?ネットでは悪評の嵐で二極化へ

電動キックボード社会時事

電動キックボードがTwitterで話題になっていました。元々はアメリカやドイツなどで利便性の高い乗り物として利用者が増え、日本にも導入が進んで来ています。
電動キックボードは日本でも大人気!?と思いきや、Twitterでは悪評だらけ。政府は規制緩和で促進させようとしているため、二極化は必至です。
電動キックボードについて、様々な観点から見ていきましょう。

話題となっていたTwitter投稿

クルマの運転者目線から見ると恐怖でしかありません。こんなのには絶対に近づきたくないですね。

コケ方を見ると、段差に弱い、ブレーキ性能が足りていない、ナナメの姿勢に弱い、重心が高くて転びやすい、急に飛び出して来るなど、安定性・安全性は自転車よりも低そうです。低速なのに単独事故とか、笑って済むレベルならいいですけど、重大事故なら一生後悔するものになります。

ネットでは不評・悪評の嵐

ネット上での声
  • 電動キックボードは禁止にしろよ、異論は認めない。
  • ちゃんと交通ルールを守ってくれ、都心に住んでると遭遇率が高くて怖いんだよ。
  • 怪我人が増えて病院が儲かるというシナリオが見えている。
  • 自転車よりタチが悪い乗り物。事故りまくるのが楽しみ。
  • そのうち死人が出るでしょう。とりあえず誰か死なないとこの状況は変わらない。
      
      
  • 電動キックボードは、何人死んだら規制強化されるのかな?
  • 接触しただけでも、クルマのタイヤに引っ掛けて吹っ飛ぶぞ。
  • 中国製電動キックボードの利権としか思えんな。
  • 海外でクルマの運転をしていて、死ぬほど怖いのが電動キックボード。見えない所から突っ込んでくる。
  • 電動キックボードは乗り物としての設計が悪い。安定性や操作性がゴミで、まともなブレーキを搭載していない。
      
      
  • 先日見かけたけど、路肩の小石を車輪が拾って、フラフラしながら車線内に膨らんでくるよね。
  • 電動キックボードは段差とかでコケやすそう。車道の端とか小石と砂がたまってるし…
  • 電動キックボードと夜道ですれ違ったけど、あれはヤバい。音がしないしライトも弱い。
  • 車を運転する身としては、公道を走ってほしくない。公道を走るのであればバイクと同じ扱いにしてもらわないと。
  • キックボード乗りなら分かると思うんですけど、キックボードって初心者さんだと、マジで真っ平らに舗装されてないとめちゃくちゃ転ぶんですよね。自転車で歩道の段差で怖かった経験ないですか?あれ、キックボードだと派手に転びます。
      
      
  • 最近、出勤中に電動キックボードに乗っていると、小さい虫が目に飛び込んでくることが増えた。今日なんか3回も目に入った。防護メガネを探さないといけない。

ネットでは非常に評判が悪いです。電動キックボードの利用者は気分良く乗っていても、周りからは凍りつくような冷たい視線が突き刺さる・・・なんてことになりそうです。

初心者は数回は必ず転倒する、夏場は虫が目に入ってくる、帽子が飛ぶ、こういうリスクもありますね。

自動車評論家、国沢光宏さんの批判動画

引用元: 電動キックボードは超危ないっすよ!@国沢ちゃんねる

自動車評論家の国沢光宏さんが、YouTube動画のなかで、電動キックボードの危険性を指摘されています。電動キックボードを4年間所有し、その体験談やレビューとなっています。総評と転倒例を簡潔にまとめてみました。

総評
  • 国沢さんは公道では一切乗っていない。
  • 「本当に危ない乗り物です。ただとっても便利です。」
  • 公道で走れるかどうかわからない、警察の指針がまだ出来ていないため。
  • ナンバープレートと登録が必要になる。前輪にもブレーキが必要になるかもしれない。
  • 制限速度は車道では20キロ、歩道では6キロ、歩道ではランプが必要になる。
  • 速度などをどうやって守らせるかがわからない、警察が取り締まりをするとは思えない。
  • これらが町中に出て来ると思うと、自動車乗りとしては恐ろしいとしか言えない
  • 電動キックボードはすごく安定性が悪い。元々は遊びで作ったもの、自転車ほど安全性が確立されているわけではない。簡単に転ぶし、重心も高いのでフラフラする。
  • 自賠責は強制になるみたいだが、電動キックボードがクルマにぶつかった場合、対物保険には入っていない
  • 非常に危ないので危惧している。いろんな社会問題を出すと思うと複雑な思いです。
友人に貸した時の転倒エピソード
  • 夜中に、路面にあったタイルの継ぎ目のようなものを越えようとして、転倒した。
  • 雨が上がった後で、路面に鉄板のようなものがあって、スリップして転倒した。

国沢光宏さんによる安全性の評価記事

電動キックボード

電動キックボードの安全性について、ものすごく気になります。
国沢光宏さんの電動キックボードに関する過去のコラム記事を参照して、電動キックボードの安全性や基本性能に関する部分だけを、要約してまとめてみました。

<参照記事1>
電動キックボード、ついに歩行者に激突し首の骨を折る事故→ひき逃げ→逮捕。もし子供や年寄りだったら死亡です!
https://clicccar.com/2021/06/05/1088895/

  • 電動キックボードには、基本的にブレーキは付いていない。貧弱なブレーキのみ。フル制動テストでは、自転車の2倍以上の制動距離になる。
  • 危険を察知しても止まれない。回避性能も貧弱で、回避できない。
  • 狙ったラインを走ろうとするトレース性は、極端に悪い。自転車なら10cm幅でも走れるが、電動キックボードでは30cm幅でも無理かもしれない。
  • 雨の日はタイヤのグリップが極端に落ちる。コントロールが困難になる。

<参照記事2>
いよいよ電動キックボードが日本でも解禁へ! 施行までに抱える問題点を探る
https://bestcarweb.jp/feature/column/418623

  • そもそも交通の道具として生まれた乗り物ではない、安定性や安全性という概念が薄い。小径タイヤは簡単に横滑りして転倒する。グリップ性能も考えられていない。
  • ブレーキ性能が貧弱で、付いていても効くかどうかの判定ができない。
  • 走行性能は、自転車よりもケタ違いに安定性が低い。左右に重心を動かすと直進しなくなる
  • 背中に荷物を背負うと重心が高くなり、一段とフラつくようになってしまう。左右方向の回避動作も鈍く、確実性もない。
  • こんな乗り物が車道を走るのは、悪夢に近い

要するに、ブレーキ性能=最悪。タイヤのグリップ力=最悪。直進性=最悪
自転車よりも走行性能がはるかに悪い、ということです。

様々なニュースのカタチ

危険性を指摘する報道

引用元: 渋谷を暴走する“違法”な電動キックボード Nスタハリコミ取材班がとらえた暴走電動キックボードの実態【Nスタ】

交通ルール無視の危険行為やナンバーなしの違反行為などが増えているために、警察が取り締まりを強化するというニュース。明らかに社会問題化しているので、こういう報道は増えそうです。

シェアリング会社に注目する報道

引用元: 【京都を散策】利用者急増!!電動キックボード「LUUP」に乗ってみた 基本料金50円+1分15円

電動モビリティ社会を目指すシェアリングサービス会社「Luup」による、半分は宣伝のような報道。近未来社会のようで、メディアも注目してしまいますよね。

観光地ではシェアリングが進んでいるという報道

電動キックボード、路線バスに持ち込みOK 全国初!石垣島で始まる新たな旅の形
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1516742.html

観光地では、観光客の利便性向上のために積極的に導入したいという意気込みがうかがえます。レンタルサービス会社とバス会社が連携して、バス+電動キックボードでのラクラク移動は、観光客にとっても魅力がありそうです。

提携先が増えているという報道

ファミマ、電動キックボードの店舗設置を本格化 シェアリングサービスのLuupと資本業務提携
https://news.yahoo.co.jp/articles/2458745ba8a163bc2e0d4de83170120897a1e675

コンビニのファミリーマートが資本提携をして、電動キックボードのレンタル用のポートを増やしていくという報道。たしかに新しいコンビニ戦略としては有りなのかもしれません。便利さを追求するのがコンビニなので。

電動車いす開発の報道

「電動キックボード」×「車いす」楽々運転の電動車いす開発 山梨
https://news.yahoo.co.jp/articles/05e976171eebfd55ba73f1fbabbeb699440fd2b3

障害者用の車いすとして、これは電動キックボードに車いすをくっつけたタイプを開発されています。障害者やシニア向けの電動モビリティは、どんどん進化していって欲しいですね。

高齢者向けの近距離モビリティとしての発展も、期待したいところです。

今現在、購入した電動キックボードで公道を走るには?

4月19日に改正道路交通法が可決されましたが、まだ施行されていません。今現在、購入した電動キックボードで公道を走るには何が必要でしょうか?

必要なもの

現行法では、原付と同じ扱い・ルールです。
◆原付免許
ナンバープレート
ヘルメットの着用
◆自賠責保険の契約
◆ブレーキ、ヘッドライト、バックミラーが道路運送車両法に適合すること
◆車道を通行すること(歩道は禁止!

■ウインカーなしの場合、右折左折時には手による合図が必要

LUUPなどのシェアリングサービス会社によるレンタルの場合は、特例措置での実証実験中のため、ヘルメット着用は任意とされています。

一般的にノーヘルでOKだという誤解が広まりやすいので、注意が必要です。

政府による規制緩和

電動キックボード

政府は規制緩和をして、電動キックボードを広めようとしています。関連企業などもかなり乗り気で、推進したいという思いが強い。電動キックボードのメーカーは乱立していて、中国メーカーなどが多い。もしかしたら利権構造があるのかもしれません。

報道で有名になっているのは2点。「16歳以上は免許不要」「ヘルメット着用は任意」。政府の狙いとしては、新しい産業を育成したい高齢者の免許返納後の移動手段として推奨したい、学生の通学用として新しい選択肢にしたい、これらがあるようです。

クルマのドライバーから見れば、事故の危険性が増えて、しかも責任の割合はクルマの方が大きいままなので、リスクが増大。危険性を減らしてくれという声が確実に増えるでしょう。二極化して対立するという可能性が大きいです。

電動キックボードの種類によって、車両を区分する。これらの作業がまだ追いついていないので、新法の施行はまだ先になります。車両を区分しないと警察の取り締まりもスムーズに出来ないので、まだ時間がかかるでしょう。

アホなブログ主
アホなブログ主

クルマの事故ってかっこ悪くて恥ずかしいよね~ (←おまえや

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