ガーシーこと東谷義和さんが、中田ヤスタカさんにファッションショー用の曲を依頼したところ、曲の出来が最悪だったとしてボロカスにコキ下ろしています。
その通りだという声があるのに対して、中田ヤスタカさんのファンも大反撃!ネットでは熱い激論になっていましたので、見てみましょう。
ガーシーはQALBの社長で、QALB専用のステージだった
当時の環境を把握する必要がありますが、以下の動画を見ればすぐにわかります。
当時、ガーシーさんはファッションブランドの社長で、ステージには「QALB(カルブ)」の服だらけ。ガーシーさんとQALBは、このステージ用の音楽を250万円で中田ヤスタカさんに依頼しました。
ステージの責任者・プロデューサーは、山田孝之さんです。中田ヤスタカさんとアソビシステムに発注したのも山田孝之さんです。ガーシーではありません。
引用元: QALB Show 2019 AW // FUJIYAMA RECORDS上の動画のFUJIYAMA RECORDSは、このステージの音楽を担当した内田朝陽さんのチャンネルです。概要欄には制作スタッフが明記されています。
山田孝之:プロデュース
内田朝陽:音楽
JUNPEI SUZUKI:映像
齋藤耕太郎:シンセの演奏協力
シンセは生演奏だったのかもしれませんね。映像と音楽もピッタリ合っています。ショーらしい雰囲気としても完成度は高いと言えます。
↓↓↓ オリコンニュースにもなっています。(※音楽は差し替えられています) このショーの正式名称は、『Rakuten GirlsAward 2019 SPRING/SUMMER』ですね。
引用元: 山田孝之、やりたい放題の自身プロデュースステージで踊り狂う! // oricon↓↓↓ こちらでは、3日間で急遽作ったという曲とステージの様子を見ることができます。中田ヤスタカさんに依頼した曲は、このステージ用のもの。
完成時のイメージがあまりにもかけ離れていて、依頼時の伝達がうまく行っていなかったことが読み取れます。
引用元: GirlsAward2019S/Sの映像大公開! // 東谷義和の部屋【切り抜き】ガーシー超攻撃的で暴言吐きまくりのガーシー砲が炸裂!
↓↓↓ 該当部分の動画はこちら。約5分程度、動画時間の39分ごろまで。
引用元: 真〇佑の取巻き、中田ヤ〇タカ、朝〇龍、、今日も山盛り話していきます~! // 東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】主な発言内容
- 「ひとつも才能が感じられないクソみたいな音楽」
- 「みんな聞いたら爆笑すると思う」
- 「小学生がピアニカで作ったみたい」
- 「俺でもハーモニカ吹いて作れるわ」
- 「ほんまにひどかった、何回聞いてもひどかった」
================================= - 中田ヤスタカと山田孝之のやり取りかと思ったら、アソビシステムのマネージャーが入ってきた
- 曲は250万円で依頼した
- 曲の権利はアソビシステムが保有する
- 山田孝之が曲を捨てる決断をした
- アソビシステムがピッチ修正などを完全に拒否した
- アソビシステムは絶対に許さん
- アソビシステムを晒そうとしている、ある週刊誌と一緒に
- 中田ヤスタカのゴーストライターが作ったのではないか?という疑問
- 中田ヤスタカから山田孝之に、謝罪のメールが来ていたらしい
- 3日間で作った曲で、最高のステージになった
お蔵入りのはずの中田ヤスタカさんの曲を公開へ
ネット上での激論スタート
ネット上での激論大バトルの勃発となりました。
【「5 on 5」での3ラウンド制】という形式にさせて、バトルの様子を見てみましょう。
ヤスタカ側 vs ガーシー側
1st Round: 中田ヤスタカ側
- ガーシーの中田ヤスタカ批判のリプ欄がきめぇええ。まじで障害入ってる人多い感じするわ。めっちゃ入りとかかっこいい曲だろ。ウォーキングのこと考えて作ってると思うので、頭悪い人はそういうこと分からないのかな。
- おい、中田ヤスタカを叩いてる奴ら、音楽やってみろよマジで。メロディや歌詞があるものだけを音楽だと言うわけじゃないからな。ガーシーが言うからってなんでも乗っかれば良いと思ってたら、恥かくよ。
- 中田ヤスタカの件で便乗して叩いてる奴ら、マジで腹立ってきたな。音の良し悪しもわからんゴミ共に、こんなボロクソ叩かれてんの悔しいわ。そもそも未発表曲を無断で公開してる時点で、0:100でガーシー側が悪いやろ。手弁当で弁護士使ってでも訴えてやりてえわ。
- 中田ヤスタカ.wavをク◯だって言ってるのは基本的に、あのYouTuberの囲い・信者もしくは音楽にあまり興味ない人で、普通にファッションショーへの適合性や音のヤバさ(良い意味)をちゃんと評価して良いねと言ってるのは、クラブミュージックに触れてる or 様々な音楽を聴いてる人って印象。
- 中田ヤスタカ.wavの件、ガーシーchとかいうチャンネルの東谷って人もその信者と思わしき連中も皆「クソだ」「単調過ぎる」「こんなん俺でも作れる」とか言ってて、ひたすら気分悪くなった。こちら側の文化に対する理解が無いのは勿論、リスペクトの精神がまるで無い。作れると思うんなら作ってみろよ。
1st Round: ガーシー側
- 中田ヤスタカの250万円の曲、テクノなんだけどコアすぎる。単調でループも長いし、細かく音変えてたりとかするけど、こんなの素人にわからないよレベル。一番ダメなのは、出だしだけ音を装飾してるのに、要所要所のポイントが薄味で、最後が何もなく終わるところ。音だってちゃんとオチを付けないとキツイな。
- TGCにミニマル調のテクノトラックを用意して、必要以上に叩かれてる中田ヤスタカ氏にはちょっと同情するけど、もうちょい作り込めなかったんかな?オバグラ、アングラ層のどちらにも受けず、中途半端感は否めない。下手にミニマル作ると「誰でも作れるやんこんなの」って言われる良い例。
- ガーシーがクソって言ってる中田ヤスタカの曲聞いてみたけど、正直これはデカい音響で聞いてみないと分からん。iLoud Micro-Monitorで聞く限り、キックとかは適当に作っていないと思う。でもミニマルテクノだったら、失礼ながら他にもっと良く作れる人はいると思う。
- 250万は中田ヤスタカという名前に対する価値なのは分かってるが、例の曲が名前を分からんようにして、バンドキャンプで売られてても、俺は買わねえなというのが正直な感想。ミニマルテクノは好きだけどね。
- 中田ヤスタカのやつをもういっぺんちゃんと聴いたけど、これはさすがにもう少し真面目に作った方が良かったな。具体的には裏拍のハイハットが足りない。裏拍のハイハットがしっかり入っていれば、何の問題もなかった。
2nd Round: 中田ヤスタカ側
- ガーシーの中田ヤスタカの曲を、自分でもできそうとか中学生でも作れそうとか言ってるの、日本の音楽への解像度の低さが見える。正直、うっせぇわのトラックの10倍クオリティが高い。
- 例の中田ヤスタカの曲がめっちゃディスられてるけど、会場のデカいスピーカーで聞いたらめっちゃカッコイイやつやん。ハイハットのクリスプな感じとか超好き。ダサいって言ってる人は聴いてる環境が悪いか、そもそもこの手の音楽が好きじゃないんやろな。
- 中田ヤスタカさんのこと批判してる人、ミニマルミュージックってジャンルを知らないのか。というかそもそも仕事内容、納期や、使用される場面など我々が知るはずもないのに、音だけ聴いてクソなんて軽率過ぎる判断じゃないか!?頭ごなしに否定する前に、ちょっと考えて欲しいよ・・・
- レベちで中田ヤスタカの曲のが良いっすよ(笑。ミニマルなテクノだから派手ではないけど、心地良い音楽です。プロが聴いたら全員そう言うと思う。
- ガーシーの中田ヤスタカの音源は別に普通だったけど。でも確かにもっと良いの作れる人なのになぁとは。山田孝之の曲なんか逆に論外だろ、ありきたりで(笑。ただ中田ヤスタカの楽曲はあんなもんじゃないからね、あれで全部批判はガーシーそれは許さん。
2nd Round: ガーシー側
- (中田さん)信者の耳からすると、圧倒的に音の数が少なすぎる。いつもだと聞き分けられない位にいろんな音が鳴ってるのに、3つ位しか鳴ってなくね?ワンピースとか東京オリ引き継ぎ?の曲も、10分近くあったけど全然こんなんじゃなかった。意図的に音抜いてね?って思った。
- 中田ヤスタカが作ったという前情報がなかったら、DTM初心者レベルの曲。ファッションショーは想定されているように聞こえる。perfumeのトラックを作れる人からこれをもらったら、さすがにガッカリすると思うわ。
- ガーシーが晒した中田ヤスタカの曲、結構良いよって言う「俺は他とは違うぜ」みたいな人や、「こんな曲もあるの知らないのかな」みたいな「俺はお前らより上だぜ」みたいな人がいるけど、どう考えてもこれで250万はたけーよ。
- 25年前に当時中学生だった弟が、1万ぐらいで買ったシーケンサーで作った曲にそっくりでした。中田ヤスタカさん、ノスタルジックにさせていただいてありがとうございました。ただ東谷さんを含め、これをみんなで聞いたときの空気を想像すると本当にゾッとします。そんじょそこらのホラーより怖い。
- 中田ヤスタカの例の曲を擁護する人から「俺、テクノとか分かっちゃってるんで、この曲の良さ分かりますから」という臭いがしますね。
3rd Round: 中田ヤスタカ側
- ガーシーの中田ヤスタカ批判は、ピカソの絵を初めて見て「落書きだ!」って思う子供の思考と同じ。
- 中田ヤスタカ.wav叩いてる奴、全員百均のイヤホン使ってるらしい。
- ガーシーさんは世のミニマルテクノを300曲くらい聴いてみてから、中田ヤスタカさんの曲をジャッジしてみたらいかがでしょうか。
- ガーシー信者が中田ヤスタカをディスってるのに対して、音楽関係者みんな中田ヤスタカ側に回ってる構図面白い。
- 今日、日本のクラブで一番プレイされるのは間違いなく中田ヤスタカ.wavだろ。
3rd Round: ガーシー側
- 250万払って依頼した楽曲が酷かった、って言われてる曲を聴いてみたが、マジで酷い。これ本当に、本人の曲なのか?
- 中田ヤスタカ.wavの良さがわからなかった。俺が依頼主だったらキレてる。
- 中田ヤスタカの良さが一切わかんないし、むしろパヒュームとか嫌いなんだけど、想像の500倍クソ楽曲だった。
- 中田ヤスタカさんはこうやって、受ける仕事によって差をつけるようなことをやっちゃうと、自身の経歴に傷がつくでしょうね。
- 中田ヤスタカ手抜きすぎやろ!ガーシーがクソ曲と言うて怒った理由がよー分かった(笑。
中間派の声
冷やかしも出てきますし、コミュニケーションミスへの指摘が多かったです。
- 中田ヤスタカ.wav と検索かけて見るだけで一日暇を潰せそうで楽しい(笑
- 中田ヤスタカ.wavの件、普通に書き出しミスなんじゃないの?
- 中田ヤスタカ.wavでリミックス大会やればいいじゃんね、100倍いい曲が提出されそう。
- 中田ヤスタカの文字列を見たので、中田ヤスタカ.wavを再度聞いてみた。昨日はそういうミニマルテクノか、書き出しミスだと思っていたが、今日はコミュニケーションエラーの産物に思えて、悲しくなってきた。
- 中田ヤスタカの件、ジャンルの事をよく分かってない素人が勝手な事を言ってるのもクソだが、通ぶってる人種が俺には分かるみたいな雰囲気を出してるのも、どっちもクソ。
- 中田ヤスタカのガーシーと山田孝之の曲、中田ヤスタカとアソビシステム側はPRADA2021-22年秋冬メンズコレクションの音楽のようにしたかったんだろうけど、なぜか高圧的応対で曲をミニマルにしすぎてるから、クレームを言われても仕方ないだろ。
- 中田ヤスタカの250万の曲聴いたけど、ガールズアワードってことを考えなければ、カッコいい音楽だと思った(笑。キックとベースで押してるような曲だから、ローが聴こえない環境で聴いたら最悪だろうけど。モノートーンの服で無表情なモデルが闊歩するようなショーなら合うだろうね。
- Girls Awardに中田ヤスタカが提供したという触れ込みのトラック。さっきiPhoneで聴いただけだけど、凄い鳴りをしているなと思ったな。時間かけたというのも納得。クオリティは高いのだけれど、クライアントの望むものではなかったということなのだろうね、難しいっすね。
- 中田ヤスタカのもエッジが効いてて、ランウェイと考えると悪くないんだけど、無機質で単調なリズムが続くから、あのショーには合わんよな。ジルサンダーみたいなブランドだったら、研ぎ澄まされた洋服に集中して見られるから、それなりに良いのかも。彼がやる気なくて作ったとかではないと思いました。
- 中田ヤスタカのやつ、音楽自体がどうこうというより、単に用途とミスマッチがあるだけだと思う。擦り合わせが不十分だったんじゃって意見を見たけど、完全にそれだと思うわ。
「みのミュージック」の見解
音楽系Youtuberに「みのミュージック」という人がいらっしゃいます。音楽ファンからはかなり信頼されていて、人気もある方です。その人が動画で見解を述べていました。
引用元: ガーシーが酷評した中田ヤスタカ氏の提供曲について // みのミュージックみのミュージックの見解概要
- ミニマルでシンプルな曲になっている
- ランウェイで使われる音楽は、シンプルなものが多い
- クソ楽曲という指摘は、的外れ
- スタイルが噛み合わなかっただけ
- 250万円という価格は高いとは思わない、売れっ子作曲家は価格を下げられない
- 中田ヤスタカが手を抜いて嫌がらせしているというのはありえない
- ガーシーが後出しでブチギレているのは共感できない
250万円を支払ってボツ曲になってしまったという視点が、決定的に欠けていますね。金だけ払わされたというクライアント側の社長の心境は???
感想とまとめ
宮崎駿監督が細野晴臣さんに曲を依頼して、出来上がった曲に「何だ!これは!」と激怒したという有名なエピソードがあります。今回もそれとほぼ同じだと思われます。
曲の依頼側には、映画監督とかドラマやテレビ局の制作スタッフとか、音楽の素人が含まれます。依頼側が音楽に詳しいとは限りませんし、専門用語も使えません。完成時のイメージを共有できていないと、音楽制作にも支障が出るという一例ですね。
Official髭男dismも、映画のテーマ曲制作で何度もNGを出され、イメージが固まって完成するまでのドキュメンタリーがYouTube上にあったりします。
依頼を受けたアソビシステムと発注した山田孝之さんの間で、打ち合わせがうまくいっていなかったことが根本的な原因ではないでしょうか。

アホなブログ主
俺は音楽には詳しいんだ!小学生でバイエルを弾いてたし! (←こいつ本気でバカ)
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